日本政府、ソマリアの干ばつ被害に対し300万米ドルの緊急無償資金協力を実施

2017年11月7日 モガディシュ発

UNICEF Somalia
2017年11月07日
日本政府、ソマリアの干ばつ被害に対し300万米ドルの緊急無償資金協力を実施
UNICEFSomalia/2017/Karel Prinsloo
今なお続く干ばつで深刻な被害が出ているソマリア中部の都市ガルカイヨの母子保健栄養センターで栄養不良の検査を受ける子ども。日本政府などによる支援のもと、UNICEFは栄養不良を早期に発見できる検査を実施し、栄養治療食の調達、備蓄を行っている。

2017年11月7日 モガディシュ発

 

日本政府は、ソマリアで発生した深刻な干ばつ被害を受けた子どもと女性を支援するため、UNICEFの事業に対し300万米ドルの緊急無償資金協力を行いました。被害がもっとも甚大なコミュニティーに暮らす人々を対象に、基本的な保健、水・衛生、栄養のサービスが届けられます。

この緊急無償資金協力によって、ソマリア国内の約17万5千人が6カ月にわたって支援を受けることになります。UNICEFは、干ばつ被害のために避難している何十万もの人々のうちの一部と、急性水様性下痢やコレラに苦しむ人々のために居住施設の水・衛生分野の緊急事業を継続、拡大することができます。これには、トイレの設置、浄水タブレットやせっけん、バケツが入った緊急衛生キットの配布、道や小さな店などで個人販売されている水の塩素消毒、水源の修復などが含まれています。

およそ23万2,000人の子どもたちが、生命の危険に関わる重度の急性栄養不良に現在かかっているか、もしくは来年までにかかると推測されています。今回の支援によって、栄養不良を早期に発見できる検査の実施が可能になるほか、子どもの命を救う栄養治療食を調達し、備蓄しておくことができるようになります。

さらに、ソマリアで今年起きた急性水様性下痢やコレラの発生による患者数は7万5,000人以上にも上り、新たな患者数は急速な減少傾向にあるものの、次に雨季にまた増加する恐れもあります。この資金協力により、UNICEFは保健キットや基礎的医薬品を購入し、コレラの治療用施設を整え、コレラの蔓延を防ぐための緊急チームの研修を行います。

UNICEFソマリア事務所代表のスティーブン・ローウェリエは、「ソマリアにおける人道危機は収束にはほど遠く、子どもたちは深刻な危険にさらされています。日本政府からの寛大なご支援によって、私たちは今なお続く干ばつへの対応を続けることができます。命の危機にさらされている人々を救い、病気や栄養不良を治療し、清潔な水・衛生環境を提供することで病気の感染拡大を食い止めることができるのです」と感謝の意を述べました。

 

【関連ページ】日本政府の支援によるソマリアでのUNICEF支援事業


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