ブルキナファソ:教育向上に向け、日本政府の支援で学校が建設

2023年5月9日 ブルキナファソ発

UNICEF Burkina Faso
2023年5月09日
ブルキナファソ:教育向上に向け、日本政府の支援で学校が建設
UNICEF Burkina Faso/2023

2023年5月9日 ブルキナファソ発

日本政府とブルキナファソ政府は、長きにわたって友好的な関係を築いています。この長年のパートナーシップをもとに、UNICEFは日本政府とともにブルキナファソ国民教育・識字・国語推進省と協力し、JICAを通じて、ブルキナファソの中央地方及び中央南部地方における教室の建設支援を実施しています。建設される新しい教室は、これらの地域の子どもたちだけでなく、ブルキナファソの他の地域から避難してきた子どもたちにも恩恵をもたらします。

2019年以降、情勢の悪化で都市部への移住が急増しました。武器を用いた暴力は、子どもたちの教育の継続に大きな悪影響を及ぼしています。704校の中等学校を含む6,136校の学校が閉鎖を余儀なくされており、約15万4,622人の中等教育就学年齢の子どもたちを含む、104万3,490人以上の子どもたちが通常の教育を受ける機会を失っています。

「中央地方及び中央南部地方における中学校建設計画」事業は、対象地域であるワガドゥグ、マンガ、サポネにおける中等教育へのアクセスと質を向上させ、安全で子どもにやさしい学習空間を提供することで、5,200人の子どもたち(うち半数は女の子)が中等教育を利用できるようにすることを目指しています。

これまでに18の新しい学校が建設され、トイレや給水所などの水と衛生インフラの設置や基本的な学校の家具や化学実験器具の提供、162人の教員と校長に対する安全な学校に関する研修などの支援が行われています。

日本政府の資金協力でUNICEFが設置した教室の前にある井戸から水を汲む生徒。
UNICEF Burkina Faso/2023 日本政府の資金協力でUNICEFが設置した教室の前にある井戸から水を汲む生徒。

「このような新しい教室ができて、とても嬉しいです。とても良い教室で、勉強に集中できるようになりました。誰にも邪魔されず、安心して過ごせます。」と、ザリサ・デヴォンさんが話します。ウェンド・クニ中学校の生徒たちは、1月に新しい教室を使い始める前は、この校舎からほど近い私立の学校の教室を借りて勉強しなくてはいけませんでした。

イエ・カボレ校長代理は、新しい校舎で子どもたちのやる気が増していると話します。「子どもたちに良い成果が出ています。JICAとUNICEFが提供して下さったこの教室で勉強することで、子どもたちのモチベーションが高まっているのだと思います。」

ウェンド・クニ中学校には、女の子110人、男の子73人の計183人が通っています。8つの教室のうち、現在使われているのは6年生用の2つの教室だけです。そのほかの教室も、これから順次使用される予定です。この中学校は、この地域で唯一の公立学校です。教室だけでなく、このプロジェクトで設置されたトイレのおかげで、女の子たちは生理中でも学校に通うことができるようになりました。「新しい学校はとてもきれいで、この学校に通えることを誇りに思います。素敵なトイレで、何もかも機能的にできています。生理中でも学校に来て、安心して過ごすことができます。」とアシタ・ウエドラオゴさんが話します。

ワガドゥグにある学校の職員室の前に掲げられているプレート。ブルキナファソの教育を向上させるため、日本政府の支援で学校が建設されたことが記されている。
UNICEF Burkina Faso/2023 ワガドゥグにある学校の職員室の前に掲げられているプレート。ブルキナファソの教育を向上させるため、日本政府の支援で学校が建設されたことが記されている。

ポレスゴにも新しい教室と衛生施設が建設されました。マムナタ・ドゥ―サ校長代理は、結果に大喜びで次のように語りました。「本当に素晴らしいです!今年の初め頃、生徒たちはトゥーキンの学校の生徒と教室を一緒に使わなくてはいけませんでした。生徒たちはとても窮屈そうで、床で勉強していました。今は子どもたちがより快適に過ごせるようになりました。」ウェンド・クニ中学校と同じように、コソドの工業地帯の近くにあるこのポレスゴの学校も、まずは6年生の2つの教室から使用が開始されました。今後数年かけて、他の教室も子どもたちに開放されていきます。ポレスゴの学校には135人の生徒が通っており、87人が女の子で、48人が男の子です。9人の避難民や2人の障がいのある女の子もこの学校に通っています。このようなぜい弱な子どもたちにも使いやすいトイレも設置されました。

日本政府の支援で建設されたポレスゴの中学校。
UNICEF Burkina Faso/2023 日本政府の支援で建設されたポレスゴの中学校。

学校における健康的な学習環境を維持し、新型コロナウイルス感染症や水が媒介する予防可能な病気の感染を防ぐため、適切な水と衛生習慣の啓発活動や水と衛生キットの提供も行われます。情勢不安や大規模な人々の移動が起こる中、UNICEFと日本政府はこのプロジェクトを通じて初等教育後の教育のレジリエンス(回復力)強化を支えるべく、取り組みを行っています。

ポレスゴの中学校の子どもたち。
UNICEF Burkina Faso/2023