ジンバブエ:井戸の設置で、子どもたちに教育を

2021年11月29日 ジンバブエ発

UNICEF Zimbabwe
2021年11月29日
日本政府などの支援によって建設された井戸を利用する子どもたち。
UNICEF Zimbabwe/2021

2021年11月29日 ジンバブエ発

安全で清潔な水へのアクセスは、どのようなコミュニティや施設においても重要で必要不可欠なものです。コミュニティが適切な水源を利用できなければ、ほとんどの場合、毎日水汲みに時間を費やさなくてはいけなくなるのが子どもたちです。そして多くの場合、このような子どもたちは水を汲むために学校を休まざるを得ず、教育を受ける機会を失います。

ジンバブエ西部のビンガ地区にあるシャチャラダ中学校では、生徒や先生は、学校から900メートル離れた場所にある井戸を使っていました。学校にある井戸が故障し、1年以上使うことができなかったのです。

日本政府やドイツ復興金融公庫債、英国外務国際開発省の資金協力で行われる「学校における水と衛生プログラム」を通じて、給水所が修理され、新しいパイプと短い搬送管の保護パイプが取り付けられました。学校が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の規制で閉校していた際に、修理が行われました。シアティムブラ校長先生は、学校が安全で適切な水源を利用できるようにするために資金を提供してくださったドナー各国やUNICEFの支援に感謝しています。

給水所はより効率的に水を汲むことができ、安全で適切なものになっただけでなく、学校のニーズにも一致するものでした。地元のコミュニティは砂や石などの地元で手に入る資材を集め、喜んで建設に参加しました。この給水所は、障がいのある男の子1人を含む320人以上の生徒たちと18人の教員が利用しています。

「給水所の修理のための支援は、まさに必要とされたタイミングで行われました。壊れた井戸の架台を修理して錆びたパイプを取り変えたことで、学校で清潔で安全な水を利用することができるようになりました。教育的なニーズや飲み水はもちろん、作物を育てたり、そのほかの授業に必要な水も十分に確保できます。」と、シアティムブラ校長先生が話します。

「水をすぐに使えるようになったことで、トイレや手洗い場の掃除を頻繁に行うことができるようになりました。また、生徒たちが定期的に石けんで手を洗うことができるようになったので、衛生習慣も大きく改善されました。」(シアティムブラ校長先生)

水源が近くになかったため、学校は飲料水の不足や、トイレ掃除や環境清掃のための水の不足など、多くの問題に直面していました。子どもたちは自宅から小さなペットボトルで水を持ってくるしかなく、飲み水や手洗いなどに必要な量はまかなうことができませんでした。

日本政府などの支援によって建設された井戸。
UNICEF Zimbabwe/2021

「学校には新しい井戸を設置するお金がなかったので、日本政府のおかげで井戸を修理することができて嬉しく思っています。こんなにも長い間、井戸が使えない状態のままになっていた主な原因が、資金不足でした。このプロジェクトを通して利用料が導入され、コミュニティは、3カ月毎に1世帯につき1ドルを支払うことに合意しました。そうすることで、村のポンプ整備士への支払いや、将来故障したときのための費用を自分たちで払うことができます。病気の感染を防ぐために高い衛生基準を守らなくてはいけないCOVID-19の世界的なパンデミックの中、まさに適切なタイミングで支援をしてくださいました。」とシアティムブラ校長先生が語りました。

 

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