ハトロン州への合同視察: 小児疾患予防・管理のための日本政府による支援の成果

2016年11月22日 ドゥシャンベ発

UNICEF Tajikistan
2016年12月02日
視察先にて熱心に話を聴く北岡特命全権大使
UNICEF in Tajikistan
視察先にて熱心に話を聴く北岡特命全権大使

2016年11月22日 ドゥシャンベ発

 

11月16日、日本国大使館、タジキスタン共和国保健・社会保護省、UNICEFタジキスタン事務所の合同視察団が、ハトロン州のバルキ、サーバンド両地区とクルガン・テッパ市を訪れました。

合同視察には、在タジキスタン日本国大使館の北岡元特命全権大使、保健・社会保護省のジャファロフ・ナブルーズ副大臣、UNICEFタジキスタン事務所のルチア・エルミ代表が各組織の公式代表者として参加しました。

UNICEFの案内のもと、視察団は2016年3月に日本政府とUNICEFとの間で締結されたパートナーシップ合意により支援が行われた国レベルでのIMCI(小児疾病総合管理)と予防接種プログラムの現場を訪れました。4年間で6億3,300万円という日本政府からの寛大な資金協力のもと、UNICEFは保健・社会保護省が実施するこれらの国家プログラムの支援を行います。支援では、プライマリー・ヘルス・センターにおける子ども達への命を救うワクチン接種や医薬品の確実な提供、保健システムの強化、国家レベルの事業の継続性の強化に焦点が置かれています。

「今年はパートナーシップ合意が締結されて1年目です。今回の合同視察は本パートナーシップに基づく初めての現場視察となります。視察では、日本による支援の早期の成果を確認することができました。ハトロン省のコミュニティにおいて、質の高い保健サービスやタイムリーな情報提供が、特に胎内にいるときから2歳の誕生日を迎えるまでの子どもの人生の最初の1,000日にとっていかに必要とされているかを自分の目で確かめることができました。今回の合同事業は、子どもに健康であってほしいというコミュニティの要望に応えることにより子ども達にとって良い結果をもたらし続けるものであり、それは全ての国の社会的、経済的発展にとって重要なことです。」と北岡特命全権大使は述べました。

 

ハトロン州への合同視察: 小児疾患予防・管理のための日本政府による支援の成果
UNICEF in Tajikistan


「今回のパートナーシップは特に6歳未満の子ども達に大きな利益をもたらすことでしょう。合同視察では、保健当局者やコミュニティの人々に会ってIMCIと予防接種プログラムの早期成果を確認するとともに、さらに何が必要とされているのかについても確認しました。今回のパートナーシップのもとで、プライマリー・ヘルスケア・センターにおける子ども達への質の高いワクチン接種や医薬品の確実な提供を継続して行います。最終的には、子ども達、特に脆弱な立場にいる子ども達が幼年期に命を落とすことなく、健康に育つことができるようになるでしょう。」とタジキスタン共和国保健・社会保護省のジャファロフ・ナブルーズ副大臣は言いました。

「合同視察では、保健分野における他の課題も見ることができました。特に5歳未満の子どもの低栄養はハトロン省以外の省でも重要な公衆衛生の課題となっています。今回のパートナーシップは、質の高い保健サービスへのアクセスを改善するためのタイムリーな支援であり、子どもの栄養不良の管理と治療を成功させるためにも重要です。」とUNICEFタジキスタン事務所代表のルチア・エルミと言いました。

「視察の際に、タジキスタン政府が国家予算から90億ソモニをワクチン調達に充てることを承認したと聞き、非常に勇気づけられました。このことは、タジキスタン政府のオーナーシップをもって子どもたちの公衆衛生に取りくんでいるという何よりの証拠です。」と北岡特命全権大使は最後に述べました。