伊藤大使が治療センターなど訪問 日本の支援受けた栄養・保健事業視察 スーダン

2018年2月1日 東京発

UNICEF
2018年2月01日
西コルドファン州ムジラド市郊外にあるアル・ナジヒーン外来患者治療センターで急性栄養不良の診察のための体重測定の様子を視察する伊藤秀樹大使
UNICEF-SUD/2017/Sari Omer & Dismas Junior
西コルドファン州ムジラド市郊外にあるアル・ナジヒーン外来患者治療センターで急性栄養不良の診察のための体重測定の様子を視察する伊藤秀樹大使

2018年2月1日

 

伊藤秀樹駐スーダン日本大使が西コルドファン州のムジラド地域を訪問し、日本政府の支援によって設立されたアル・ナジヒーン外来患者治療センターなどを視察しました。

視察は1月15、16日の2日間にわたって行われ、伊藤大使は能力開発プログラムが実施されているムジラド病院も併せて訪れました。両施設では、スーダンの国内避難民や南スーダン難民の子どもたちを対象に、体重測定や上腕測定による急性栄養不良の診断、栄養治療食の配布を始めとする治療を実施。周辺地域では、母親グループが栄養不良の疑いがある子どもの家庭に受診を勧める活動への支援も行われています。

日本政府はUNICEFを通して、2017年にスーダン南部の4州10郡に住む国内避難民や南スーダン難民の子どもたちを対象とした複合事業(栄養、保健、教育、水・衛生)への支援を実施。年間約10万人の乳幼児へのポリオワクチンの予防接種や、3万5千人の子どもの栄養状態の診断、1万人の生徒への教材の配布が行われています。