ユースとともに考える日本と世界の未来
2015年9月10日 東京発
2015年9月10日
8月26日(水)から30日(日)、UNICEFパレスチナ ガザ・フィールド事務所チーフのアイロンサイドと共に、中東のパレスチナからヘブロン大学薬学部4年生のムナ・アブー・ミザール、そしてヨルダンからはヨルダン大学経営学部2年生のガッサン・アルヘロが来日し、ユースのイベント等に参加しました。
8月28日(金)にはUNICEF東京事務所、世界銀行、名古屋大学大学院国際開発研究科が共催したテレビ会議「ユースの視点から見た包摂的な成長・持続可能な開発・ジェンダー平等」に参加。本会議では、開発やジェンダーなどの様々な課題に対して、日本、東および南アジア、東欧、中東などのユースたちとテレビ会議システムを通し、それぞれの立場から意見を交換し合いました。パレスチナのガザ・フィールド事務所チーフのパニラ・アイロンサイドがファシリテーターを務め、ムナやガッサン、さらに東北で活躍するユースがスピーカーとして自らの経験や意見を発信しました。そのほか、日本からは早稲田大学や明治学院大学の学生などが会場から、名古屋大学の学生がテレビで参加しました。
また、8月29日(土)には日本政府主催「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム(WAW! 2015)」のスペシャル・セッションのひとつとして、女性や若者の活躍を対象にした「ユース・テーブル」が開催され、来日していた3人も参加しました。UNICEFはパートナー団体として開催に協力。パレスチナのUNICEFガザ・フィールド事務所所長のパニラ・アイロンサイドがこのイベントでもファシリテーターを務め、若者からの意見を引き出しました。東北をはじめ、日本全国で活動するユースや、中東、台湾、スウェーデン出身のユースたちも加わり、活発な議論を繰り広げました。若者がステレオタイプに捉われず自ら行動していくことの大切さと難しさ、失敗を恐れてしまうことを乗り越えることの重要性、そして若者同士で協力し合うことが必要であることなどの意見が交わされました。議論の中盤には、安倍晋三内閣総理大臣も同席し、若者の議論に熱心に耳を傾けていました。そのうえで、若者がそれぞれの発想や経験を持ち寄り、更なるエネルギーに変えていくことに対して「大きな期待を寄せている」とコメントをいただきました。
会議に参加したユースの一人は、「日本のユースはもちろんのこと、ヨルダンやパレスチナなど来日留学生が少ない国のユースとも交流でき、非常に刺激的な機会を得た。これからも彼らとつながり、行動していきたい」と話していました。
来日中のイベントを終え、パレスチナのムナは、「ユースはあふれるほどのエネルギーを持っている。来日中に、社会を良くしていこうと活動を始めている私と同じくらいの年代の人たちに会うことができた。国境を越えてユースがつながっていけば、きっと世界を変えられる。私たちには、それを叶えるだけの決意と、前に進んでいく勇気がある。」と力強く話してくれました。
(WAW!スペシャル・セッション「ユース・テーブル」に出席したユースとUNICEF職員)