UNICEFモザンビーク事務所、サイクロン・イダイの影響を受けた子どもへの日本政府の寛大な支援に対し感謝の意を表明

2019年5月13日 モザンビーク発

UNICEF Mozambique
2019年5月13日
モザンビークの子どもたち
UNICEF/UN0311795/Oatway

2019年5月13日モザンビーク発

 

サイクロン・イダイによる壊滅的な影響が明らかとなって6週間が経った現在もなお、少なくとも100万人の子どもたちが支援を必要としています。国連児童基金(UNICEF)は現在、初期の命を守る支援から、自然災害が子どもたちの生活と未来に及ぼす長期的な影響を緩和させる支援へと活動を広げています。

これらの活動には、洪水で紛失した出生届やその他の本人確認書類の発行、人身売買や児童婚のリスクを軽減させるためのコミュニティに対する緊急支援も含まれています。また、UNICEFは必要不可欠なサービスに長い間アクセスできないことが病気の発生や栄養不良の急増につながることがないよう、支援を行っています。

日本政府の広報官は、「サイクロン・イダイによる被害を受けた人々に心からお悔やみを申し上げます。日本国民と政府は、この困難な時を乗り越えるため、影響を受けた人々に心からの団結を表明し、この人道支援が人々の復興の助けとなることを願っています。」と述べました。

資金援助のニーズは依然として膨大であり、モザンビークの影響を受けたコミュニティの支援に1億200万米ドルが必要とされています。4月後半には、サイクロン・ケネス がモザンビーク北部を直撃しました。同国で2つの強力な熱帯サイクロンが同季節に直撃したのは観測史上初であり、既にひっ迫状態にあるUNICEFの資金にも更なる負担を課しています。

UNICEFモザンビーク事務所副代表ミシェル・ルペシュー は「子どもの保護や水と衛生分野においてサイクロン・イダイの影響を受けた子どもたちを支援するため、170万米ドルの寛大な資金援助をして下さった日本政府に感謝の意を表します。モザンビークの洪水の影響を受けた地域で暮らす子どもたちは、愛する者が命を失い、家が崩壊し、生活が一掃される様子を目の当たりにしてきました。日本政府の支援により、UNICEFは子どもたちに必要なカウンセリング、混乱した状況のなか日常の感覚を取り戻す手助けとなる『子どもにやさしい空間』、改善された衛生設備と安全な飲料水を提供します。」と述べました。

 

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