日本政府、UNICEFを通じたハイチ共和国の子どもの予防接種とコレラ感染予防対策の強化に7億5,300万円の支援を決定

2016年3月9日 ポルトープランス発

UNICEF Haiti
2016年3月09日
今後のさらなる協力に向けて握手を交わす在ハイチ日本国大使館の八田大使とUNICEFハイチ事務所のヴィンセント代表
UNICEF/Haiti/2016
今後のさらなる協力に向けて握手を交わす在ハイチ日本国大使館の八田大使とUNICEFハイチ事務所のヴィンセント代表

2016年3月9日 ポルトープランス発

 

日本政府は、ハイチにおける定期予防接種事業とコレラ感染予防事業に対し、UNICEFを通じて7億5,300万円の支援を行うことを決定しました。

ハイチ保健人口省とハイチ水衛生局の主催でポルトープランスで行われた署名式にて、在ハイチ日本国大使とUNICEFハイチ事務所代表との間で交換公文の署名が行われました。

予防接種事業には、総額3億5,400万円の支援が行われ、子ども約29万人分の麻疹・風疹ワクチンと定期予防接種に必要な設備・器具が提供されます。本事業では、ハイチ保健人口省との協力のもと、コールドチェーン機材の提供や維持管理、国全土の保健施設へのワクチンの輸送や配布、また、予防接種を行うためのトレーニングをヘルスワーカーに行います。

中央県におけるコレラ感染予防事業に対しては、3億9,900万円が供与され、コレラ感染のリスクの高い農村部で、安全な水と衛生設備への安定的・継続的なアクセスを提供します。これにより3万人が改善された水源を、また、5万人が適切な衛生設備を利用できるようになります。本事業は、ハイチ水衛生局と保健人口省との協力のもと、国家コレラ根絶計画の実施を支援するもので、2014年3月から2016年1月まで日本政府の支援で実施されたコレラ感染予防事業の第一フェーズに続いて行われます。

「ハイチにとって、今回の日本政府とUNICEFとの協力は欠くことのできないものです。この国の未来である子どもたちの生存と成長への投資となるのです。」在ハイチ日本国大使館の八田善明大使は述べました。「このパートナーシップは、ハイチにおいて持続可能な開発目標、そしてユニバーサル・ヘルス・カバレッジを推進するために必須のものです。」

「今回の支援は、ハイチの子どもたち、特に最も脆弱な状態にある子どもたちの健康を守るために大変大きな意味を持っています。」UNICEFハイチ事務所代表のマーク・ヴィンセントは説明しました。「ハイチの農村部に住む人々の中で、安全な水へのアクセスがあるのは半分以下に過ぎず、改善された衛生設備を利用できる人の割合はわずか19%です。下痢は5歳未満の子どもの主な死亡原因の一つに挙げられます。また、最も貧しい層の子どもたちの12%は今まで予防接種を受けたことがなく、接種さえ受ければ予防可能な、しかし命にかかわる病気に罹るリスクにさらされてきました。ハイチにおける感染症の予防と子どもの生存率向上に欠かすことのできない今回の寛大なご支援に対し、日本政府と国民の皆さまに深く感謝を申し上げます。」

署名式の様子
UNICEF/Haiti/2016
署名式の様子