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パキスタン:希望に満ちた使命-すべての子どもたちにワクチンを
カメラに向かって微笑む女の子。 2025年2月26日 パキスタン発 カシミール地方の遠隔地にあるスルガン村では、保健ケアの利用が極めて困難です。ムザファラバード郡の北150キロメートル、ニーラム県の中心に位置するスルガン村は、険しい山々に囲まれています。大雪による影響でコミュニティ全体がしばしば孤立し、基本的な保健ケアを利用することすら難しくなります。1万5,000人以上の人々が暮らすこの村は、保健ケアに関するさまざまな課題を抱えており、人々が頼りにできるのは、設備の十分に整っていない診療所一つだけです。 特に女性と子どもたちの間で栄養不良が拡大しており、ポリオなどの感染症に対するレジリエンス(回復力)が弱まっています。このようにぜい弱な環境では、…, 2025年ポリオ予防接種キャンペーン:すべての子どもたちへ , 2025年1回目のポリオ予防接種キャンペーンでは、ニーラム県の3万8,000人とスルガン村の3,375人の子どもたちを含む、カシミール地方の74万2,571人の子どもたち...
日本人職員インタビュー
第83回 ガーナ事務所 石田百花
大学在学中にモロッコへの留学を経験、その後オランダの大学院へ進学し、開発のための社会政策を専攻。大学院修了後、日本のNPOにてインターンとしてミャンマー事業に従事。IOMヨルダン事務所にてインターン、コンサルタントを経て、JPO制度を通じて2023年3月より現職。 本の読み聞かせをする百花さん。 事務所の若手職員が地域の学校を訪れ、本の読み聞かせ活動を行った際の一コマ。, 社会・行動変容担当官として、具体的にどのようなお仕事をされていますか?, UNICEFにおける社会・行動変容の取り組みは、以前は「開発のためのコミュニケーション(C4D)」の部署の一部として機能していましたが、UNICEFの支援活動においてより広く人間の行動科学や行動変容のアプローチを取り入れようとする動きがあり、私が現在携わる社会・行動変容という部署に独立した背景があります。社会・行動変容の部署は、各支援活動の部署と分野横断的に連携し、それぞれの支援活動が行動科学や行動変容の視点を取り入れることができるよう、事業の...
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タジキスタン:命を守るワクチン
看護師の膝に座る女の子が注射を受ける 2025年1月2日 タジキスタン発 赤ちゃんの柔らかな泣き声と、新生児をあやすザイナブ・アブドゥルロエヴァさんの優しい声。タジキスタンの首都ドゥシャンベにある第2産科病院では毎日、このような光景で一日が始まります。ザイナブさんはこれまで7年間、子どもたちにとって初めての、そして最も重要な予防接種を担当しています。「私がワクチンを接種する子どもたちの一人ひとりが、命を脅かす可能性のある感染症への小さな勝利を意味するものなのです。」次の赤ちゃんのためのワクチンを準備しながらザイナブさんが語ります。 彼女の手には、ワクチンの入った注射器だけではなく、何千人ものタジキスタンの子どもたちの健康的な未来が握られています。毎年、…, 健康を守る近代的な技術 , 近年、タジキスタンにおける予防接種システムは飛躍の進歩を遂げています。日本政府からの資金協力により2022年に実施された「幼児期予防接種改善計画」では、32 万4,000回分のはしか、おたふく風邪、風疹...
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Japan announces $3.1 million grant to support Pakistan's Polio Programme
署名式の様子 ISLAMABAD, 11 December 2024 – The Government of Japan has announced a new US$ 3.1 million grant to procure essential oral polio vaccines as part of its continued support to polio eradication efforts in Pakistan. Pakistan Polio Programme will use these funds to procure more than 20.22 million doses of vaccines to support polio campaigns in…, Note to Editors:, Polio is a highly infectious disease caused by a virus mainly affects children und...
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日本政府、パキスタンにおけるポリオ根絶事業支援のためUNICEFを通じて4億5,500万円の無償資金協力を実施
署名式の様子 2024年12月11日 イスラマバード(パキスタン)発 日本政府はパキスタンにおけるポリオ根絶に向けた取り組みへの継続的な支援の一環として、経口ポリオワクチンを調達するため、国連児童基金(UNICEF)を通じて新たに4億5,500万円の無償資金協力を行うことを発表しました。本資金協力により、パキスタン・ポリオ根絶事業は2025年のポリオ予防接種キャンペーンで使用される2,022万回分以上のワクチンを調達することができます。 パキスタンは、野生株ポリオが根絶されていない世界2カ国のうちの一つです。2024年には同国でこれまでに59件のポリオの症例が報告されています。パキスタン政府はポリオの感染急増を受け、子どもたちの命を脅かすこの疾病を根絶させるため、…
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日本政府、ベネズエラの遠隔地におけるコールドチェーン強化のため、UNICEFに3億4,500万円の無償資金協力を実施
ワクチン接種を受ける子ども。 2024年10月10日 東京発 日本政府は、ベネズエラの遠隔地の保健施設におけるコールドチェーンの強化を行い、子どもたちの予防接種へのアクセスを向上させるため、国連児童基金(UNICEF)に3億4,500万円の無償資金協力を行いました。 ベネズエラでは、インフレや政治・社会的情勢、十分ではない公共サービス、人々の移住などを背景に、人道支援が必要とされています。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの影響で、遠隔地のコミュニティにおける保健サービスや予防接種へのアクセスの欠如など、従来から存在していた課題がさらに深刻化しました。 この度の日本政府による資金協力のもと、…
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Japan provides USD 6.9 million for essential vaccines for children and women in Afghanistan
On 14 May 2024, H.E. Kuromiya Takayoshi, Ambassador of Japan to Afghanistan, and Dr. Tajudeen Oyewale, UNICEF Representative in Afghanistan, sign a $6.9 million partnership agreement to improve immunization access in Afghanistan., 4.1 million children and women will receive routine immunization and 4.7 million children to be reached in national vaccination campaigns., Kabul, 14 May 2024 , – The Government of Japan has provided an additional US$6....
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マラウイ:RapidProで予防接種データをリアルタイムに把握
A woman using RapidPro 2024年4月2日 マラウイ発 マラウイの首都リロングウェから約110キロ離れたサリマ県病院で、予防接種キャンペーンなど、コミュニティにおける保健支援の調整が行われています。 ウェジー・チペタさんは、センファ貯水池地区を担当するサリマ県病院の保健管理アシスタントです。彼女は定期的に地域を訪れて、子どもたちやコミュニティの人々にプライマリ・ヘルスケア・サービスを提供しています。 今年2月、ウェジーさんはセンファ地区で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防接種を行い、ワクチンの接種情報をリアルタイムで国のデータベースに登録しました。 UNICEFは保健員が感染症に対して迅速かつ効果的な対応を取れるようにするため、…
ビデオエッセイ
ドミニカ共和国:ワクチン用冷蔵庫で安全で効果的な予防接種を
Embedded video follows 2023年8月7日 東京発 日本政府の資金協力により、UNICEFはドミニカ共和国における予防接種を促進させるため、ワクチンを適切な温度で安全に運ぶためのコールドチェーンの整備を支援しています。すべての人に公平かつ効果的にワクチンを届けるため、現地にコールドチェーン機器が届けられました。 【関連ページ】 日本政府の支援によるラテンアメリカ・カリブ海諸国でのUNICEF支援事業
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フィリピン:デジタル技術で子どもたちの予防接種に革命をもたらす
フィリピン:デジタル技術で子どもたちの予防接種に革命をもたらす 2023年5月26日 フィリピン発 保健センターで職員にお礼を言う母親の隣で、保健員のインジェーラ・モカさんが、生後3カ月のモハメッドくんの予防接種記録を記入しています。南ラナオ州のこの保健センターでは、フィリピンの他の保健施設と同じように、保健員が子どもたちの予防接種の情報を紙で管理しています。UNICEFと保健省は、この状況に変化をもたらすための解決策を取り入れようとしています。 子どもたちのワクチン接種記録をリアルタイムで記録し、母親が次のポリオの予防接種の予約のお知らせを受けられるようになる、オンラインのシステムを想像してみてください。日本政府の資金協力で、…
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東ティモール:コールドチェーンシステムの強化が、医薬品の効果的な配布の力に
バウカウ県にある地域医療倉庫で働く倉庫マネージャーのジョアン・カンシオ・シメネスさん。 2023年5月11日 バウカウ(東ティモール)発 東ティモール東部、バウカウ県にある地域医療倉庫で働く倉庫マネージャーのジョアン・カンシオ・シメネスさんと三人の同僚にとって、毎月第三週は多忙を極めます。バウカウ県に隣接する四つの自治体から寄せられる、重要かつ不可欠な医薬品の要望に応えるために力を注ぐからです。 ジョアンさんは、「この地域倉庫が建てられる以前は、保健センターに必要な医薬品を手に入れるため、各自治体の保健担当者がはるばる首都のディリまで足を運んでいました。 ディリまでの行き来に長時間を費やさなければならず、とても時間がかかりました。」と語り、…
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Government of Japan contributes over US$21 million for vaccines and WASH in Afghanistan's schools
Government of Japan contributes over US$21 million for life-saving vaccines, and water and sanitation in Afghanistan’s schools, Government of Japan contributes over US$21 million for life-saving vaccines, and water and sanitation in Afghanistan’s schools, With this funding, UNICEF will provide vaccines for 18.3 million mothers and children across Afghanistan, and clean water for 30,000 people in four provinces., KABUL, AFGHANISTAN 26 March 2023 –...