UNICEFの緊急支援:ウクライナ難民の子どもたちと家族への支援拠点「ブルードット」

2022年3月21日 ニューヨーク発

UNICEF
2022年3月21日
UNICEFの緊急支援:ウクライナ難民の子どもたちと家族への支援拠点「ブルードット」
UNICEF/UN0605259/Holerga

UNICEFは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や現地当局、パートナーと協力し、ウクライナの紛争から逃れる家族に安全や安定をもたらし、必要とされる支援を提供するために活動しています。

 

2022年3月21日 ニューヨーク発

紛争によって故郷を追われたすべての子どもたちと同様に、近隣諸国に避難したウクライナの子どもたちも、暴力や性的搾取、人身売買の危険にさらされています。特に、保護者を伴わず、家族と離れ離れになった子どもたちは、安全や安定、保護サービスを切実に必要としています。

UNICEFは、UNHCRやパートナーとともに、モルドバ、ポーランド、ルーマニア、ベラルーシ等の国々で、避難民や難民の子どもたちやその家族への支援を行うために活動しています。

UNICEFの支援拠点「ブルードット」とは

UNICEFとUNHCRが現地当局やパートナーとともに近隣諸国の国境沿いに設置した「ブルードット」は、子どもや家族にとって重要な情報やサービスを提供する安全な場所です。ブルードットは、難民に、その後の移動に役立つ実用的な支援も提供しています。また、家族を伴わずに移動している子どもたちを特定・登録し、保護サービスにつなげる他、ジェンダーに基づく暴力に対する支援など、女性たちのためのサービスも提供しています。

恐怖とパニックとともに突然世界が一変し、家族や友人、慣れ親しんだものすべてから離れるというトラウマに直面する子どもたちにとって、ブルードットは、休息し、遊び、ただ子どもでいられる場所を提供しています。

設置されている場所

UNICEFとパートナーは現在、ポーランド、モルドバ、ルーマニア、ベラルーシ、ハンガリー、スロバキア等の国々にブルードットを設置する計画を策定・実施しています。これらの拠点は、難民の主要な到着地点、登録地、一部の都市部に設置されています。ブルードットは、国や地方自治体との緊密な連携のもと、UNHCRや他のパートナーとも協力し、戦略的に選ばれた場所に設置されます。可能な場合には、ブルードットは、既存のサービスを基に設置され、統合されています。難しい場合には、これらの必要不可欠なサービスを提供するための新たな拠点が設置されます。

ルーマニアとウクライナの国境沿いにあるにあるブルードットでは、既に何千人もの難民や庇護希望者に支援を提供しています。ハンナさん(右上)は、2歳になる息子のマトビーくんと一緒にブルガリアに向かって移動しており、2日間に及ぶ移動を経てブルードットに到着しました。「自分が難民になるとは想像もしていませんでした。」とハンナさんは言います。すべてのブルードットでは、「子どもにやさしい空間」が提供され、専門の地元当局や市民団体によって配置されたソーシャルワーカーや心理学者が配置されています。
UNICEF/UN0599976/Nicodim ルーマニアとウクライナの国境沿いにあるにあるブルードットでは、既に何千人もの難民や庇護希望者に支援を提供しています。ハンナさん(右上)は、2歳になる息子のマトビーくんと一緒にブルガリアに向かって移動しており、2日間に及ぶ移動を経てブルードットに到着しました。「自分が難民になるとは想像もしていませんでした。」とハンナさんは言います。すべてのブルードットでは、「子どもにやさしい空間」が提供され、専門の地元当局や市民団体によって配置されたソーシャルワーカーや心理学者が配置されています。

子どもや女性が受けられる支援

ブルードットでは、UNICEFなどの機関が、以下の基本的なサービスを提供しています。

  • 移動中の家族が、受け入れ国や人道支援機関、市民団体などで、難民として利用できる支援やサービスについて知ることができる情報・支援デスクが設置されています。また、国際人道法の下における人々の権利についても周知しています。
  • ブルードットは子どもにやさしい空間です。子どもたちが休息し、遊び、訓練を受けたスタッフによるクラス学習や心理社会的サポートを受けられるよう、幼い子どもたちや10代の若者のための個別の場所や活動を設け、彼らのニーズに特化した活動を実施しています。

  • 子どもの安全を確保するための家族の再統合のための支援を行っています。家族間での連絡を再構築・維持したり、一緒に移動する家族の離散を防ぐ方法に関する情報も提供しています。

  • 大きなトラウマやストレスを抱える子どもたちと親や養育者のために、カウンセリングと心理社会的支援を行っています。心理学者やソーシャルワーカー、その他の訓練を受けた専門家が、特に保護者を伴っていない子どもや離れ離れになった子どもなど、更なる支援が必要と思われる子どもたちを特定するために待機しています。

  • 暴力を受けたり、健康状態やその他専門的な支援を必要とする難民を支援に繋げるためのサービスを提供しています。ブルードットによって、UNICEFとパートナーは、家族やシングルマザー、保護者を伴っていない子ども、障がいや病気のある子ども、人身売買が疑われる場合、性的・ジェンダーに基づく暴力から逃れた子どもなど、弱い立場にある子どもや女性を特定し、専門的なサービスを紹介することも可能です。

  • 特定のニーズを持つ人々が短期間休息し、安全に睡眠できる場所を提供しています。また、長期的な緊急宿泊施設への紹介を行っています。

  • 障がいを持つ子どもを含む、非常にぜい弱な子どもや女性のための緊急支援物資(衣類や衛生用品・毛布など)を提供しています。

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