日本政府、アフガニスタンの「学校における水・衛生環境改善計画」に4億2,200万円の無償資金協力を発表

2020年11月12日 カブール(アフガニスタン)発

UNICEF Afghanistan
2020年11月12日

2020 年 11 月 12 日カブール(アフガニスタン)発

日本政府は、アフガニスタンにおける「学校における水・衛生環境改善計画」に4億2,200万円の無償資金協力を行うことを発表しました。ランギナ・ハミディ教育大臣の立会いのもと、髙橋良明在アフガニスタン日本国臨時代理大使とシーマ・セン グプタ国連児童基金(UNICEF)アフガニスタン事務所臨時代理代表の間で合意文書の署名が行われました。本事業は、同国の教育省と農村復興開発省との連携のもと、UNICEFと国際協力機構(JICA)によって実施されます。

アフガニスタンでは、依然として学校における水と衛生の状況が大きな課題となっており、3分の1以上の学校で敷地内に安全な飲み水へのアクセスがありません。また、半数の学校に衛生設備(トイレ)がなく、3分の2の学校には手洗い設備がありません。男女別のトイレがある学校はたった40%で、ほとんどの学校には月経時に使えるスペースがありません。これらが子どもたちの出席率が低い一つの要因となっており、女の子にとって状況はより深刻です。学習しやすい環境とは言えず、適切な衛生習慣や月経時の対応に関する情報や教材の不足、不十分な教員研修、管轄地域内の学校のモニタリングや支援を行う郡や県の教育局の能力が限られていることが、状況をさらに悪化させています。

日本政府による資金協力により、現在学校における水と衛生の普及率が最も低い4県(カピサ県、パクティヤー県、ラグマーン県、ダーイクンディー県)の38校において、各県の教育局を通した対象校のモニタリングや支援を強化すると共に、安全な飲み水や手洗い場を備えた男女別のトイレ、女の子が月経時にも使えるスペース、教員や学校管理委員会向けの教材や研修など、必要とされる水と衛生関連サービスを提供します。これにより、約2万人の生徒と1,000人の教員、380人の学校運営委員、1万9,000人の周辺住民が恩恵を受けます。

ハミディ教育大臣は、本支援はアフガニスタン政府が学校における水と衛生施設やサービスを提供していくために重要だと語ります。「アフガニスタン政府は、日本政府とUNICEFの協力と支援に感謝すると共に、学校に適切な水と衛生設備を整備するべく、引き続き協力していくことを楽しみにしています。」

髙橋良明在アフガニスタン日本国臨時代理大使は、「学校は算数や歴史を学ぶためだけの場所ではありません。子どもたちが社会に出る前に、協力して暮らしていく方法を学ぶ場所でもあります。 そのため、学校で衛生観念を学ぶことは、社会をより安全に暮らせる場所にするために非常に重要です。」と述べました。

「新型コロナウイルスの感染は、手洗いで予防できることが分かっています。世界的なパンデミックに直面している今、私たちはアフガニスタンの子どもたちのために、より力を尽くさなくてはいけません。この度の日本からの寛大なご支援で、学校の学習環境をより健康的で衛生的、そして安全なものにすることができるでしょう。」と、シーマ・セン グプタUNICEFアフガニスタン事務所臨時代理代表が語りました。

日本政府は、安全保障やインフラ、農業、農村開発、人材育成、教育、保健、文化、人道支援など、様々な分野でアフガニスタンの国づくりを支援してきました。2001年以降、アフガニスタンへの日本の資金協力は、計約68億米ドルに達します。

 

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