日本政府、アフガニスタンにおけるワクチン供与と感染症の拡大防止に対し12億6,200万円の支援を決定

2016年12月13日 カブール発

UNICEF Afghanistan
2016年12月13日

2016年12月13日 カブール発

 

日本政府は、ポリオ根絶とワクチンで予防可能な感染症の拡大防止のため、アフガニスタンに対し12億6,200万円の無償資金協力を行うことを決定しました。今回の支援は、ポリオ根絶推進活動(PEI)と予防接種拡大計画(EPI)を支援するための、2010年以降で7,500万米ドル以上にのぼる資金協力を補強するものです。アフガニスタンのフェローズディン・フェロズ公衆衛生大臣立会いのもと、鈴鹿光次駐アフガニスタン日本国特命全権大使と、アデル・ホドルUNICEFアフガニスタン事務所代表との間で、事業期間12か月の交換公文の調印が行われました。本事業は、国際協力機構(JICA)との連携・協力のもとで実施されます。

今回の資金協力により、UNICEFとパートナー団体は、ポリオ根絶と定期予防接種事業のためのワクチンを提供します。これらのワクチンは、全ての保健施設やアフガニスタン全土で展開されるポリオキャンペーンで、無料で受けることができます。

「日本は保健分野における最大ドナーの一つとしてアフガニスタンの人々への支援を行い、人道的観点および開発的観点の両方から子どもを守る必要性に特に対応してきました。アフガニスタンの自立を達成するために、最も脆弱な立場におかれた世代を守らなければならないことは言うまでもなく、将来の国造りの柱となる人を育てることが不可欠です。日本は、アフガニスタンが保健分野においても自立できるよう、アフガニスタン政府や国際パートナーと密に連携し、活動を続けていきます。」と調印式で鈴鹿大使は述べました。

フェロズ公衆衛生大臣は、アフガニスタン政府および国民を代表し、「日本政府とUNICEFは長年に渡り、予防接種事業における我々の主要なパートナーです。定期予防接種および全土でのポリオキャンペーンの強化と継続に対する日本の継続的なご支援は重要であり、深く感謝申し上げます。」と日本へ感謝の意を表しました。

ホドル代表は、予防接種事業におけるこのパートナーシップの成果と課題について、「我々は、正しい方向に向けて素晴らしい前進を遂げてきました。UNICEFと日本政府および国民の皆様とのパートナーシップにより、アフガニスタンの女性と子どもの生存率が大きく改善されました。」と述べました。「幼児死亡率はこの10年で半分近くに下がりました。これも予防接種事業のおかげです。ポリオの感染症例数も2015年の20件から今年は12件へ下がりました。課題は多いですが、今の勢いを持続させ、ポリオと他のワクチンで予防可能な感染症を根絶するため、協力して取り組まねばなりません。」と話しました。

また、調印式で、長英一郎JICAアフガニスタン事務所長は次のように述べました。「感染症対策は、アフガニスタンに対するJICAの援助施策の重点分野です。質の高いワクチンへのアクセスは、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの実現にとって非常に重要です。」また、長所長は、「JICAは特にポリオ根絶に向けたアフガニスタンの取り組みに対し大きな支援を行っています。アフガニスタン政府とパートナーの皆様へ、ポリオ感染者数減少とアフガニスタンからパキスタンへのウイルスの流出がもうないという事実に対し、お祝いの言葉を述べたいと思います。今回の支援により、ウイルス伝播がなくなり、最終的に根絶が実現されることを願っています。」と話しました。

今回の日本政府の支援で、1才未満の子ども約130万人に1年間定期予防接種を行うために必要なワクチンの調達が行われます。ワクチンには、結核予防のためのBCGワクチン、経口ポリオワクチン、麻疹ワクチン、B型肝炎ワクチンが含まれます。さらに、出産適齢期の女性250万人分の破傷風トキソイドワクチンが提供されます。今回の支援では、2017年に展開予定の主要キャンペーンに対し、必要とされる全1億1,000万回分の30%にあたる3,600万回分のワクチンの提供が行われます。

【関連ページ】日本政府の支援によるアフガニスタンでのUNICEF支援事業


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