日本政府、サイクロン・パムによる被害を受けたバヌアツ、キリバス、ソロモン諸島、ツバルに対し、UNICEFを通じて計60万米ドルの支援を決定

2015年3月30日 東京発

UNICEF
2015年3月30日
UNICEFが提供する給水タンクなどの到着を待つ、サイクロン・パムの被害にあった家族。
UNICEF/UNI181237/Crumb
UNICEFが提供する給水タンクなどの到着を待つ、サイクロン・パムの被害にあった家族。

2015年3月30日

 

日本政府は、サイクロン・パムによる被害を受けたバヌアツ、キリバス、ソロモン諸島、ツバルの子どもおよび家族に対し、UNICEFを通じて計60万米ドルの支援を行うことを決定しました。

サイクロン・パムで被災したこれら太平洋の島々では、子どもたちとその家族への一刻も早い支援が必要となっています。UNICEFは、日本政府や世界からの支援を、保健、水と衛生、教育の分野において確実に現地の子どもたちへ届けています。

首都などに非常事態宣言が出ているバヌアツでは、日本政府の支援により保健分野での支援を行います。同国では人口の半数以上にあたる約16万6千人が被害にあったといわれ、そのうち8万2千人が子どもです。60%以上の保健施設がサイクロンにより損壊したと推定されており、もともと被災前から脆弱であった子どもや妊産婦への保健サービスが打撃を受けています。サイクロンに襲われたコミュニティでの感染症の流行が危惧される中、予防接種が確実に行えるよう、UNICEFはワクチンを低温で輸送・保管するための設備や機材「コールドチェーン」の復旧を行います。

サイクロン・パムの被害にあった家の片づけをするレイチェル(3歳)。
UNICEF/UNI181131/Crumb
サイクロン・パムの被害にあった家の片づけをするレイチェル(3歳)。

キリバスおよびソロモン諸島では、今回の支援により、UNICEFは人々へ安全な水を供給できるよう給水活動を支援するほか、コミュニティレベルで衛生についての啓発活動を行います。サイクロンにより給水施設が破壊されており、水源も汚染されるなどの被害があったため、これらの国々では深刻な水不足が起こっているほか、衛生環境の悪化が懸念されています。

さらに、全土に非常事態宣言が発出され多くの避難民が出ているツバルでは、子どもたちが早く学校に戻れるよう支援を行います。子どもたちに通学用バッグや学用品などを配布するほか、学校や教員側には教材の提供を行います。

UNICEF太平洋事務所代表のカレン・アーレンは「今回の日本政府からの寛大なご支援は、子どもたちの命を救い、この甚大な被害をもたらした災害からの復興を助けるものです。この最も支援を必要としているときに届いた日本からのご支援と友情に、UNICEF並びにサイクロンで被災した国々の子どもたちを代表して心から感謝を申し上げます。」と述べています。

 


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