高円宮家 憲仁親王妃久子殿下と承子女王殿下、UNICEFが支援するマカニ・センターを訪問し、子どもたちと交流
2023年6月1日 アンマン(ヨルダン)発

2023年6月1日 アンマン(ヨルダン)発
ヨルダンを訪問されている高円宮家の憲仁親王妃久子殿下と承子女王殿下が5月30日、アンマン東部にあるUNICEFが支援するマカニ・センター(マカニ=“私の居場所”の意味)を特別訪問され、学習支援や技術向上支援、そして音楽やアート(芸術)などのアクティビティへの参加を通じて支援の恩恵を受けている子どもや若者、保護者と交流されました。
ヨルダン国内に設置されている136のマカニ・センターのひとつとして、UNICEFのパートナー団体が運営しているこのセンターは、毎年13万人を超える子どもたちに多様な支援を提供しています。
今回のご訪問には、奥山爾朗 駐ヨルダン日本国大使とUNICEFヨルダン事務所代表のフィリップ・デュアメルが同行しました。
訪問中、久子様と承子様は、マカニ・センターで実施している学習支援プログラムの中の算数の授業に、子どもたちと共に参加されたり、コンピューターラボでデジタル技術の習得に努める青少年期の女の子や男の子と交流されました。
アート教室では、女の子や男の子たちが自分たちが描いた作品を誇らしげに紹介しました。才能豊かなそれらの作品の中には、世界中の人々の間に平和、寛容、尊敬が広がることを願って描いている直近のプロジェクトも含まれます。

音楽のクラスでは、子どもたちによるアラビア語と日本語による歌や演奏が披露され、その後、久子様と承子様はスポーツや遊びを楽しむ子どもたちのもとを訪れ、その様子を笑顔で見守られました。
そして就学前教育のクラスでは、幼い子どもを連れた母親たちとのディスカッションも行われました。このクラスでは、両親や養育者が、安全で良い環境の中で子どもの成長を手助けできるように、叩いたり怒鳴ったりしない「ポジティブな子育て」を学び、実践しています。
日本政府は、UNICEFヨルダン事務所の長年にわたる重要なパートナーとして、難民キャンプやホストコミュニティにおける子どもたちの生存と成長を助ける活動を支援しています。

【関連ページ】日本政府の支援におけるヨルダンでのUNICEF支援事業