UNICEF親善大使の黒柳徹子さんが国連の公共広告に出演!
2016年5月20日 東京発
5月26、27日に開催されるG7伊勢志摩サミットは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals, SDGs)」が昨年9月に国連総会で採択されてから初めてのG7サミットとなり、SDGsが主要な議題の一つとして取り上げられます。このSDGsを多くの人に知ってもらうための国連の公共広告に、UNICEF親善大使の黒柳徹子さんが出演し、SDGsの認知向上にご協力いただきました。国連広報センターのウェブサイトやSNSでの配信に加え、東京都内の大型ビジョンで、30秒の動画の上映が5月19日から始まります。
この中で黒柳徹子さんは「世界をもっとよくしたい。世界の役にたちたい。そう思っている人は、おおぜいいる。でも、自分に何ができるか、何から手をつければいいのか、わからないんじゃないでしょうか?」と投げかけながら、「世界を変えるための17の目標、SDGs」に関わることを見る人に促しています。
国連広報センターの根本かおる所長は、「SDGsの実現には各国政府や国際機関の努力だけでなく、市民社会、企業、個人一人ひとりがスクラムを組むことが不可欠です。そのために、まず広くSDGsについて知ってもらうことが必要だと考えました。30年以上にわたりUNICEF親善大使を務める黒柳徹子さんのご協力と、国連グローバル・コンパクト署名企業である株式会社 博報堂のクリエイティブボランティア支援のおかげで、強いメッセージ性を持った公共広告を作ることができました」と、今回の公共広告制作の趣旨について語っています。
「SDGsに賛同する団体や企業などにも是非この公共広告をウェブサイトやSNS、イベント、施設のスクリーンなどで流していただければと願っています」と、本公共広告が広く活用されることに期待を寄せています。
持続可能な開発目標((Sustainable Development Goals, SDGs)について
2015年を最終年とした「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals, MDGs)」の後継として、MDGsの成果を土台に、経済成長、社会的包摂、環境保護という相互に関連する要素に配慮しながら、2030年までに達成すべき地球規模の課題を掲げた行動計画。あらゆる形態の貧困に終止符を打つ、不平等を闘う、気候変動に対処するなど、計17のゴールからなり、それぞれ具体的な行動目標や削減目標を設定しています。主に途上国を対象としたMDGsとは異なり、途上国のみならず、日本をはじめとする先進国も含め、世界中の一人ひとりに関わる取り組みです。今年1月1日から実施がスタートし、2030年が最終年。詳しくはこちらをご覧ください。