日本政府、1000万ドルの緊急無償資金協力を決定 ウガンダ北部の南スーダン難民と受け入れコミュニティーへ

2017年8月21日 カンパラ発

UNICEF Uganda
2017年8月21日
日本政府、1000万ドルの緊急無償資金協力を決定 ウガンダ北部の南スーダン難民と受け入れコミュニティーへ
UNICEF Uganda/2017/Jiro Ose
ウガンダ・アルア地区のイムビピ受け入れセンターで行われた、南スーダンから新たに到着した難民への検査で、国境なき医師団(MSF)の職員からポリオワクチンの投与を受ける赤ちゃん。何千人もの新たな避難民が連日押し寄せるウガンダは、現在アフリカでは最大、世界ではシリア、アフガニスタンに次いで3番目に大きな難民危機のさなかにあるが、慢性的な資金難に陥っており、世間の関心も薄い

2017年8月21日、カンパラ発

 

ウガンダ北部における南スーダンからの難民と受け入れコミュニティーに対する緊急支援のため、日本政府は合計1,000万ドルを国連難民高等弁務官事務所(UNHCR、400万ドル)、UNICEF(300万ドル)、世界食糧計画(WFP、300万ドル)に拠出しました。

 南スーダンでは2013年12月に衝突が起こって以来、人々が広範囲にわたって避難を強いられ、ウガンダや他の近隣諸国へ大量に流入する結果となりました。これまでウガンダが受け入れた南スーダンからの難民の数は100万人近くに上り、その約8割以上は女性と子どもです。

 UNHCRへの拠出金は、地域の受け入れコミュニティーが提供した土地で協力し合って暮らすウガンダの人々と難民の結束を強める手助けとなります。また、新たにやって来た難民の人々に毛布やマットレス、台所用品セットなどの主だった救援物資を届けるのに役立ちます。

 アジュマニとモヨにあるスポーツスタジアムと市場は改修が行われ、58万人の難民と受け入れコミュニティーの人々にさらなる経済的機会をもたらし、共有インフラの整備が行われます。

 

ウガンダ・ユンベ地区のビディ・ビディ難民居住地でサッカーをして遊ぶ、新たに南スーダンからやって来た難民の子どもたち
UNICEF Uganda/2017/Jiro Ose
ウガンダ・ユンベ地区のビディ・ビディ難民居住地でサッカーをして遊ぶ、新たに南スーダンからやって来た難民の子どもたち

UNHCRウガンダ事務所のボーンウェル・カンタンド代表は「UNHCRと難民に対する日本の皆さまの継続的な支援に対して、たいへん感謝しています」と述べ、「このご支援は、難民の人々を歓迎してくれているウガンダ北部の受け入れコミュニティーに相応のサポートを届け、社会で最も脆弱な人々が尊厳ある生活を行う手助けとなるでしょう」と続けました。

 UNICEFへの支援は、ユンベ、アルア、モヨの各地域の16万人に、安全な水・衛生と予防接種サービスへのアクセスを可能にします。UNICEFウガンダ事務所のアイダ・ギルマ代表は日本政府の時宜を得た対応に感謝を表しました。

 今回の支援が今年日本政府から受け取る2度目の支援となるWFPは、100万人に上る難民の人々に届けるために4,600トン近くの食糧を購入しました。

 WFPウガンダ事務所のアルヒドル・ダルーム所長は「WFPはウガンダ国内の難民の人々に対する日々の基本的な食糧支援を、政府や他のドナーの自発的なサポートに頼っています」と述べ、「ドナーの皆様から頂いたお金は1ドル残らず、大半が女性と子どもが占める難民の人々の命を救うために役立っています。我々は飢餓問題解決に向けた日本の取り組みに深く感謝します」と力を込めました。

 これら3つの人道主義団体は「難民およびホストコミュニティをエンパワーする戦略枠組み」(ReHoPE)と「包括的難民支援枠組み」(CRRF)に沿って人道支援を行っています。ウガンダの事例では、(1)受け入れと保護、(2)緊急および継続的ニーズ、(3)レジリエンス(※)と自立、(4)ソリューションの拡大、(5)自主的な本国への帰還―の5つの柱の強化を通してCRRFが適用されています。

 先週の時点で、南スーダンからウガンダに避難した難民の数は100万人以上に上っています。

 

※レジリエンス:子どもや家庭、コミュニティや社会制度が、外的ショックやストレスの発生時における抵抗力や、発生後の回復力を備えること
 


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