日本政府、UNICEFを通じたアフガニスタンの子どもの感染症予防に17億4,800万円の支援を決定
2016年2月17日 アフガニスタン発
2016年2月17日
日本政府は、ポリオ根絶とワクチンで予防可能な感染症の拡大防止のため、アフガニスタンに対し17億4,800万円の支援を行うことを決定しました。この支援により、UNICEFが同国で取り組むポリオ根絶計画と定期予防接種事業が推進されます。これらの予防接種は、全ての保健施設やアフガニスタン全土で展開されるポリオキャンペーンの一環で、無料で受けることができます。
アフガニスタンのフェローズディン・フェロズ公衆衛生大臣立会いのもと、髙橋博史駐アフガニスタン日本国特命全権大使と、アキール・アイヤーUNICEFアフガニスタン事務所代表の間で、事業期間12ヶ月の合意書の調印が行われました。本事業は、国際協力機構(JICA)の協力のもとで実施されます。
調印式で、髙橋大使は「子どもの健やかな成長は、国の発展の基盤となるものです。アフガニスタンへの主要援助国の中で、日本だけが感染症予防事業へ継続的な支援を行っています。」と述べました。
フェロズ公衆衛生大臣は、アフガニスタン政府および国民を代表し、「ワクチン接種による感染症予防は、アフガニスタンの子どもを守る費用対効果の高い方法です。定期予防接種により、アフガニスタンの子どもの死亡率を大きく減らすことができます。」と日本へ感謝の意を表しました。
アイヤーUNICEFアフガニスタン代表は、「今回の支援で行われる予防接種は、アフガニスタンの乳幼児死亡率削減への取組みに大きな効果をもたらすでしょう。近年、大きな進歩が遂げられてはいますが、アフガニスタンはいまだ10人に1人の子どもが5才の誕生日を迎える前に命を落とす、世界で最も乳幼児死亡率の高い国の一つです。すべての子どもが健やかに成長し、自身の可能性を最大限に伸ばすことができるよう、我々は皆様と共に活動を続けます。」とこの支援がいかに効果的であるかを話しました。
長英一郎JICAアフガニスタン事務所長は次のように述べました。「アフガニスタンのみならず世界においても、2016年がポリオ根絶にとって最も重要な年になることは間違いありません。JICAは、他の開発パートナーと共に、ポリオ根絶に向けたアフガニスタン政府の取組みを全力で支援します。」
今回の日本政府の支援で、結核予防のためのBCGワクチン、出産適齢期の女性250万人分の破傷風トキソイドワクチン、そして1才未満の子ども120万人分の経口ポリオワクチン、麻疹ワクチン、B型肝炎ワクチンが提供されます。2016年のポリオキャンぺーンでは、910万人の5才未満児へのワクチン接種を目標としています。
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