2021年のユニセフ議員連盟(超党派)の活動
UNICEFの理念や活動に賛同する、党派を超えた国会議員のグループ
子どもと若者のためのグローバルフォーラム
2021年12月9日
12月7日~10日、新型コロナウイルス収束後の世界を子どもや若者たちにふさわしい世界へと再構築していくため、政府や企業、慈善団体、市民社会などのリーダー、若者たちが集い、知恵を持ち寄り、行動を起こすことを目的とした国際的なイベント「子どもと若者のためのグローバルフォーラム」がオンラインで開催されました。UNICEFとボツワナ政府、スウェーデン政府の共催で行われた本イベントでは、ハイレベルな全体セッションから若いリーダーたちによるTED Talksなど、子どもや若者にとって最も重要な課題について議論し、未来を担う世代のための変化をもたらすため、40以上のセッションが実施され、世界80カ国以上から200の団体と230名のスピーカーが参加しました。
12月9日に開催された、「子どもにふさわしい世界を再創造するために国会議員が果たす役割」には、子ども政策担当大臣でユニセフ議員連盟会長でもある野田聖子 衆議院議員にご登壇頂き、若者たちの質問を通して、野田会長の子どもや若者に関する取り組みについてお話しいただきました。
日本や韓国、EU、モザンビークから4名の国会議員の方々にご登壇頂いた本セッションでは、コロナ後の子どもにふさわしい世界を実現するための取り組みや、UNICEFとのパートナーシップの優れた事例が紹介され、子どもたちのための投資やパートナシップの拡大に向け、さらに機運を高めるものとなりました。
ユニセフ議員連盟ハイレベル政策協議
2021年6月28日
6月28日、ユニセフ議員連盟役員とUNICEF幹部とのハイレベル政策協議が開催されました。ユニセフ議員連盟からは野田聖子 会長と中川正春 副会長、谷合正明 副会長、御法川信英 幹事長、牧島かれん 事務局長にご参加頂き、UNICEF幹部職員と、ユニセフ議員連盟の活動に関する意見交換を行いました。UNICEFからは、UNICEF事務局次長のシャルロッテ・ペトリ・ゴルニツカ、UNICEF物資供給センター長のエトレバ・カディリ、UNICEF 東アジア・太平洋地域事務所地域保健アドバイザー兼保健・HIV部門チーフの平林 国彦等の幹部が参加しました。
UNICEF事務局次長のシャルロッテ・ペトリ・ゴルニツカからは、日本や世界の子どもたちのためのユニセフ議員連盟の精力的な活動に感謝の言葉が述べられ、UNICEF物資供給センター長のエトレバ・カディリやUNICEF 東アジア・太平洋地域事務所地域保健アドバイザー兼保健・HIV部門チーフの平林 国彦からは、COVAXやUNICEFの世界規模の新型コロナウイルス感染症対応について報告が行われました。議員の先生方からCOVAXや世界の最もぜい弱な子どもたちのための支援活動に関するご意見や質問を頂き、活発な協議となりました。
ユニセフ議員連盟総会
2021年5月27日
5月27日にユニセフ議員連盟総会が開催され、山口那津男 ユニセフ議員連盟顧問、野田聖子 会長、中川正春 副会長、谷合正明 副会長、御法川信英 幹事長、あべ俊子 副幹事長、森山浩行 副幹事長、新妻秀規 副幹事長、高瀬弘美 幹事、牧島かれん 事務局長をはじめとする15名の議員にご参加頂きました。
総会では、ユニセフ議員連盟の新しい役員の承認とともに、日本政府のご支援によるUNICEFの新型コロナウイルス感染症対応に関する報告が行われました。UNICEFタンザニア事務所の渋井優 保健専門官やUNICEFスーダン事務所の頼田優女 水と衛生担当官から届けられたビデオメッセージでは、日本政府の資金協力で行われた活動の成果やそれらに対する感謝の言葉が述べられました。また、UNICEFミャンマー事務所とオンラインでつなぎ、アレサンドラ・デンティチェ代表代行や上村美津恵 教育チーフ、佐々木佑 公的パートナーシップ専門官が、クーデターの影響を受けるミャンマー南東部の子どもたちの状況やUNICEFの支援について報告しました。議員の先生方からは、ミャンマーにおける地雷除去の活動や、さらに悪化する可能性もあるクーデターの影響など、多くの質問を頂き、深い議論が交わされました。
「2021年児童労働撤廃国際年」ステークホルダー会議
2021年3月17日

2021年3月17日「2021年児童労働撤廃国際年」ステークホルダー会議(児童労働ネットワーク主催)が参議院議員会館で開催され、オンラインで同時配信されました。ユニセフ議員連盟は本会議を後援し、ユニセフ議員連盟事務局長の牧島かれん 衆議院議員とUNICEF東京事務所長代行の根本巳欧が登壇しました。
開会のあいさつにあたり、牧島かれん衆議院議員から新型コロナウイルス感染症の社会経済的影響による子どもへ暴力や搾取、児童労働のリスクの上昇など、コロナ禍における世界の子どもたちへの状況が語られました。また、今の子どもたちを失われた世代にしないため、子どもへの投資を優先することの重要性について、力強いお言葉をいただきました。UNICEF東京事務所長代行の根本巳欧は、自身のUNICEFの支援現場での経験をもとに、子どもの保護における教育の重要性についてスピーチを行いました。
その他、本会議ではILO活動推進議員連盟やILO駐日事務所からの挨拶や、外務省や厚生労働省、児童労働ネットワーク、NPO法人ACE(エース)、NPO法人 テラ・ルネッサンス、公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、日本労働組合総連合会、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンからの報告が行われ、2025年までに児童労働をなくすための活発な意見交換が繰り広げられました。