日本政府、UNICEFのシリア北東部の子どもたちの越冬支援に30万米ドルの緊急無償資金協力を提供

2021年2月1日 ダマスカス(シリア)発

UNICEF Syria
2021年2月01日
シリアの少年。
UNICEF Syria/2021/Akacha

厳しい気象条件から5,000人以上の子どもを守る

2021年2月1日 ダマスカス(シリア)発

日本政府は、厳しい冬の気候からシリア北東部の子どもたちを守るため、国連児童基金(UNICEF)の越冬支援に30万米ドルの緊急無償資金協力を供与しました。本支援により、約10年に及ぶ暴力や避難、生活環境の悪化の影響を受ける5,000人以上のぜい弱な子どもたちに、切に必要とされている冬服キットを届けることが可能となります。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって悪化したインフレや購買力の損失、家庭の収入源の枯渇で、シリアでは1,100万人の人々がさらなる苦難にさらされ、人道支援を必要としていると見られています。何とか生活をつないでいくことにすら苦労している家庭の子どもたちは適切な冬服を持っておらず、厳しい冬の気象条件から身を守ることができない危険にさらされています。

「シリア危機が10年を迎えようとしているなか、冬の季節は子どもたちやその家族にさらなる失望の時をもたらします。多くの家庭が経済的な苦境により、衣服を含む子どもたちのための基本的なニーズを満たすことができなくなっています。日本政府からの資金援助のおかげで、必要不可欠な命を守る冬服の時宜を得た購入と配布を行い、寒い冬の間もぜい弱な子どもたちが暖かく過ごすことができるようになります。」と、UNICEFシリア事務所代表のボー・ビクトル・ニルンドが述べました。

在シリア日本国大使館シリア臨時代理大使兼シリア特別調整官の遠藤彰氏は、「シリアのどこで暮らしていたとしても、子どもや若者、女性の喫緊のニーズが満たされるよう、日本は人道支援を続けていきます。シリアの人道危機はCOVID-19の影響でさらに複雑化しており、何千もの家族が生活手段を奪われています。シリアの冬はほとんどのシリア人にとって厳しいものですが、安全で暖かく過ごすための基本的な必需品を子どもたちに与えることができない国内避難民の人々にとっては、さらに過酷なものです。日本の支援が援助を必要としている人々のもとに届き、一人でも多くのシリアの子どもたちの苦しみが緩和されることを心より願っています。」と語りました。

2017年以降、日本政府はUNICEFのシリアへの支援に5,500万米ドル以上の支援を実施しました。本支援は、43万5,000人の子どもに冬用キットを配布する活動を含む、子どもたちのための人道支援と越冬支援計画(2020~2021年、支援要請額2,244万米ドル)に貢献するものです。

 

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