フォトエッセイ
イラク:加速学習プログラムで失った学習機会を取り戻す14歳の少女
Aya Ibraheem Ahmet (14) at the Karama center, a UNICEF supported center in Mosul, Iraq 2024年1月28日ニナワ県(イラク) イラクのニナワ県、オマール・マンダン村に暮らす14歳のアヤさんは、紛争で数々の困難に直面してきました。5人の兄弟姉妹を持つアヤさんは父親の痛ましい死に直面し、その時のことを振り返って、「今までで一番大変な時だった。」と言います。 アヤさんは7歳で学校に通い始めましたが、近隣で紛争が続いたことで何度も教育の中断を余儀なくされました。しかし2023年、日本政府の資金協力でUNICEFが実施した加速学習プログラムが彼女に転機をもたらしました。アヤさんは再び学校に戻り、…
フォトエッセイ
イラク:子育てプログラム、家族の生活再建を手助け
Rasmia Thanoon Younis (55), at the Karama center, a UNICEF supported center in Mosul on the 31st of October 2023 2023年12月26日 ニナワ県(イラク)発 イラクのモースル市アル・カラマ地区に暮らしていたラスミアさん(55歳)と娘のラフマさんとアセールさんは、2017年、イスラム過激派組織の支配下の厳しい現実に直面しました。彼女たちは逃げる場所を求めてニナワ県のアル・ジャダー第一リハビリセンターにたどり着き、7カ月間このセンターに身を寄せました。 「避難民キャンプでの生活は厳しいものでしたが、モースルでのイスラム過激派組織のもと耐えしのぐ生活よりは良いものでした。」…
記事
Japan and UNICEF to provide access to services for children in Iraq, including returnees from Syria
Japan and UNICEF will work together to provide access to services for more than 88,000 children in Iraq, including those returning from northeast Syria, UNICEF receives almost $7 million from Japan which will also serve to reach over 47,000 women. Overall, the number of beneficiaries will be more than 180,000 vulnerable people., BAGHDAD, IRAQ 10 April 2023 –, As announced today, UNICEF has received almost $7 million from Japan to promote equitabl...
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日本政府、シリア北東部からの帰還民を含むイラクの子ども8万8,000人以上を支援するため、UNICEFに約700万米ドルを供与
2023年4月10日 バグダッド(イラク)発 シリア北東部からの帰還民に対し、命を守る子どもの保護、保健、栄養、教育サービスへの公平なアクセスを促進するため、日本政府は国連児童基金(UNICEF)に約700万米ドルを供与しました。本事業では、2023年末までに8万8,000人の子どもや4万7,000人以上の女性を含む18万を超える人々に支援を行います。 シリア北東部では依然として人道的、人権的な課題が残っており、本新規事業は、避難民の帰還を推し進めるイラク政府主導の取り組みを支援するものです。帰還民や彼らの帰還先のコミュニティに住む子どもたちや女性の社会への再統合のニーズに対応するため、ジェンダーに基づく暴力の予防と対応、メンタルヘルスや心理社会的支援、保健、栄養、…
ビデオエッセイ
イラク:日本政府のご支援で建設されたワクチン倉庫
Embedded video follows 2021年12月21日 東京発 日本政府のご支援で、イラク北部のドホーク県にワクチンを保管するための倉庫が建設されました。新型コロナウイルス感染症などのワクチンが安全に保管できるようになり、難民や避難民を含め、子どもや母親のワクチンへのアクセスが高まります。 【関連ページ】 日本政府の支援によるイラクでのUNICEF支援事業
記事
イラク:長年の破壊を受けた街に、ワクチンが希望をもたらす
サアドさんとその家族, 赤ちゃんの健やかな成長と発達を願い、予防接種を受けさせる父親の物語, 2021年10月11日 モースル(イラク)発 2014年にイラクのモースルで暴力が激化して以降、60以上の保健施設が繰り返し攻撃を受け、子どもや家族への基本的な保健サービスへのアクセスが著しく妨げられました。2018年、暴力が収束した後でも、モースルと周辺地域で暮らす75万人の子どもたちが基本的な保健サービスを受けることは困難でした。ニナワ県では、保健施設の10パーセント未満しか完全に機能していなかったのです。 過激派組織によって地域が占領されている間、サアドさんは家族と一緒にモースルで暮らしていました。「過激派組織が去った後、モースルの状況は元に戻りましたが、その後、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が街を襲いました。多くの人が職を失い、たくさんの店や市場が閉まり、…
フォトエッセイ
数年続いた紛争が終わり学校再開へ~希望が戻ったイラク・ファルージャ
イラクのアンバール県ファルージャでは、日本政府の支援を受けて、ユニセフは数多くの学校を再建しています。現地の学校を訪問したユニセフ・イラク事務所の広報チーフによる報告です。 , 戦争の傷跡, ファルージャ市内の建物は、紛争によって損壊し、壁には銃弾によってできた穴が刻みこまれています。6カ月前、IS(イスラミックステート/「イスラム国」)からファルージャを奪還する戦闘のなかで、8万5,000人が、自宅などが爆撃されるなどして避難を余儀なくされました。それ以前にも、多くの人々がすでに街から離れていました。 現在は、子どもたちが瓦礫のなかを歩いて学校に通っています。戦闘によって、多くの家屋や校舎が損傷を受けました。迫撃砲による数回の攻撃を受けたある学校では、通路の床が粉々に砕けたチョークとガラスの破片で覆われていました。 しかしファルージャには人々が戻り始めています。小さな商店が再開し、セメントの塊が片付けられ、爆撃によってできた穴が塞がれ、学校には新しいチョークも届きました…, 今も爆発...
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在イラク日本大使館の岩井大使がデバガ避難民キャンプの学校を訪問~日本政府が支援するイラクの子どもたちへの教育事業
デバガ避難民キャンプを視察する在イラク日本国大使館の岩井大使 デバガ避難民キャンプを視察する在イラク日本国大使館の岩井大使 2017年1月30日 1月上旬に、在イラク日本国大使館の岩井文男大使がデバガ避難民キャンプを訪問し、日本政府の支援のもとUNICEFが建設した学校を視察しました。 現在3,300人以上の子どもたちがこの避難民キャンプ内の学校へ通っています。 Embedded video follows 2016年、日本政府はイラクに対し、国内避難民や解放された地域への帰還民の子どもたちが教育を受ける権利を守るため、300万米ドルの緊急無償資金協力を行いました。日本政府の寛大な支援のもと、UNICEFは学校建設の他、教育の質の向上のため8つの地域で教師1,…
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イラクの若者と平和の促進
サッカー大会の決勝戦を観戦する観客 サッカー大会の決勝戦を観戦する観客 2016年11月14日 良く晴れた春の日、イラクのクルディスタン地域にて、楽しい時間を過ごそうと、数百人の子どもたちが、風に揺られる小麦畑の真ん中に集まってきました。 彼らは紛争によって家から追われ、現在はドホークの町に近いカバルトのキャンプ1、2にて暮らしている子どもたちです。ここは町から離れてはいますが、美しいスタジアムがある場所。子どもたちはキャンプ対抗のサッカー大会の決勝戦のためにバスでやってきたのです。 子どもたちは試合をしっかり観ようと近くの屋根に登ったり、ピッチの端に集まったりしました。子どもたちは声援を送ったり歌を歌ったりして、いつもと違う風景を楽しみ、試合を満喫しました。 UNICEF …
プレスリリース
日本政府、イラクの子どもたちの教育にUNICEFを通じて3百万ドルの支援
日本政府の支援で運営される子どもにやさしい学校で勉強する子どもたち 日本政府の支援で運営される子どもにやさしい学校で勉強する子どもたち 2016年8月7日 イラク・バグダッド発 イラクでは、政府が武装勢力に支配された地域を奪還するために軍事作戦を展開しており、戦禍が絶えない状態が続いています。2016年5月以降、これらの軍事作戦によって新たに約20万人の市民が住む家や街を追われました。そのうち8万5千人以上がアンバール県の住民です。さらに、モースル市周辺では1万8千世帯が軍事行動によって避難を余儀なくされています。避難民の半数は、最長で過去2年にわたって教育を受けることができずにいた子どもたちです。 教育はイラクで最も資金が不足している分野の一つであり、今回の日本政府による3百万ドル(…
プレスリリース
The Government of Japan Contributes US $3 Million for Childhood Education in Iraq
Children attend classes in a child friendly school that operates with assistance from the Government of Japan. Children attend classes in a child friendly school that operates with assistance from the Government of Japan. , BAGHDAD, Iraq, 7 August , – Conflict continues to flair across Iraq as the government engages in military operations to systematically reclaim areas under control of armed opposition groups. Since May 2016, these operations h...
プレスリリース
日本政府、イラク国内避難民に対し、UNICEFを通して150万米ドル(約1億8,500万円)の緊急無償資金協力を決定
バグダッドにある難民キャンプで、テントに設置された教室で勉強する国内避難民の子どもたち バグダッドにある難民キャンプで、テントに設置された教室で勉強する国内避難民の子どもたち 2015年7月31日 人道危機が深刻化するイラクにおいて、支援のための資金が大幅に不足している状況を受け、日本政府は、同国国内で最も支援を必要とする国内避難民への支援を行うことを決定しました。 日本政府は、イラク国内の3県で避難生活を送る国内避難民に対し、水・衛生状況、教育設備等が改善されるよう、150万米ドル(約1億8,500万円)を拠出します。 これを受け、UNICEFイラク事務所の代表であるコリン・マッキネスは、「日本政府の多大なるご支援は、ドホーク、キルクーク、スレイマニアの3県で暮らす、…