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【6月25日】広島からアフガニスタンへつなぐ希望のバトン - UNICEFアフガニスタン事務所 教育担当官スーザン・ヤズダニ

(スーザン教育担当官。ヘラート県の国内避難民キャンプにて)



アフガニスタン西部のヘラート県にある、UNICEFアフガニスタン事務所のヘラート・フィールド事務所。ここで働く教育担当官のスーザンは、2015年に広島平和構築人材育成センター(HPC)が実施した研修プライマリー・コース(※)に参加しました。 

 

HPCの研修を受けたことで、私の人生が変わりました。紛争中のアフガニスタンで女性として生まれてきた私にとって、このようなチャンスはそれまで夢にも見たことがないようなものでした。講師の一つ一つの言葉すべてが、新しい世界への扉を開いてくれました。研修が終わったとき、“ここまで来れたんだから、もっと先まで行ってみよう”と自分に言い聞かせました。強くなり、前進していこうと、この時に決めたのです」

 

日本での研修を終え、アフガニスタンに帰国したスーザンは早速UNICEFの職に応募し、2015年末にUNICEFのヘラート・フィールド事務所で働きはじめました。彼女自身も2人の子どもがいる母親です。子どもたちが教育や安全な水、必要な薬などの基本社会サービスさえ受けられない現状を見ると、胸が張り裂けそうだと言います。できる限り、子どもたちのために働くことが母親でもある自分の責任だと思って働いています。

 

アフガニスタンで紛争が始まって今年で40周年を迎えます。いまだに紛争に終わりが見えず、疲弊しきった社会基盤を抱えたこの国で生きることは、子どもたちにとって決してたやすいことではありません。しかし同時に、大きな困難にもかかわらず、このような状況に対して何かしなければならないと立ち上がるスーザンのような人々も多くいます。「もう、黙っているわけにはいきません」とスーザンは言います。

 

現在、彼女はUNICEFの教育担当官として他の地域からヘラートに逃れてきた子どもたちに教育を届ける事業を行っています。武力衝突や洪水などの原因で人々がここに逃れ、国内避難民(IDP)としてキャンプに住んでいます。授業を行っているテントの前でスーザンは、「子どもたちが読み書きを覚え、未来に夢を持ち始めるのを見守ることほど嬉しいことはありません」と笑顔を見せました。

 

(ヘラート県国内避難民キャンプにあるコミュニティーを基盤とした学校であるテントの前にいるスーザン教育担当官。当事業は日本政府の支援によって行われている。)


「私にこのようなチャンスを与えてくださった日本に心から感謝しています。HPCの事業に参加してはじめて、ぜい弱な地域や人々に対して国連がどのような支援をしているのかを知りました。研修中には、実際に国連で働く実務者の人に会う機会も多くあり、その人たちから多くのことを学びました。日本での経験は一生忘れません。」と、スーザンは熱を込めて語りました。「研修事業のおかげで、私は自分の夢を見つけ、そしてつかむことができました。アフガニスタンの未来を担う子どもたちのために、UNICEFの一員として誇りをもって仕事をしていきたいと思っています」

 

HPCのプライマリー・コース:日本と世界の様々な国から集まった研修員たちが広島や東京において平和構築や開発などについて学ぶ外務省の人材育成事業。

 

For the article in English, please click here.

【関連ページ】

日本政府によるアフガニスタンのUNICEF支援活動

 

 
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