ニュース・活動

【ニュース】

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

~2010

【ビジビリティ・イベント・活動】

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

 

【2月20日】アフガニスタン:中央高地の長い冬休み、学校再開を待ち望む子どもたち

 

2019年2月20日アフガニスタン発

アフガニスタンでは推定370万人の子どもたちが学校に通っておらず、その内60%は女の子です。中でも中央高地のバーミヤン、ダイクンディ、ゴールの三県 は特に困難な環境に置かれ、高い山々に囲まれ厳しい冬が訪れるこれらの地域で暮らす子どもたちは、多くの困難に直面してきました。アクセスが限られているため、適切な学校設備が整っていないことも多く、多くの子どもたちが屋根も壁もない屋外で勉強しています。子どもたちが強風や激しい雨、雪に弱いテントで勉強している地域もあります。そして長い冬の間、学校は閉鎖してしまいます。

この地域の厳しい冬の気候や強風に耐え得る学校施設の必要性に対応するため、UNICEFは日本政府の支援のもと、アフガニスタン政府と協力して「子どもにやさしい学校」を建設しています。2019年1月までに、70校のうち68校の建設が完了し、3万800人の子どもたちが恩恵を受けました。その内44%が女の子です。

「好きな科目は算数。将来はジャーナリストになりたいの。」

バーミヤン県ナボワット学校に通う15歳のマソマ


「学校ができるまではきちんとした教室がなかったから、毎日学校に行くことが難しかった。激しい雨や雪が降ったときは、授業に参加することができませんでした。」15歳のマソマは言います。

新しい学校が開校して、マソマやクラスメイトは大喜びでした。新しい学校ができてからは、これまでと違います。雨や強風で学校での勉強が妨げられることはありません。「私の好きな科目は算数。将来はジャーナリストになりたいの。」とマソマが微笑みながら語ります。

「早く学校に戻って友達に会いたいな。」冬休みを過ごすマソマは、友達と一緒に勉強することができる春の到来を待ちわびています。


「子どもたちが夢を叶えるために、自分にできることは何だってやってやりたい。」

バーミヤン県、マソマの父親ロスタムさん


ロスタムさんにはマソマを含めた5人の娘がいます。自身が教育を受ける機会を得られなかったロスタムさんは、コミュニティに子どもたちが勉強できる学校を建てるために、自らの土地を寄付しました。娘たちが夢を追い求められるよう、教育の機会を与えることを決意しています。

「新しく建てられた学校が安全で、きちんと整備されていてとても嬉しいよ。子どもたちが学んで遊ぶには最高の場所だ。私は学校へ行くことができなかったけれど、娘たちが教育を受けられるように支えている。子どもたちが夢を叶えるために、自分にできることは何だってやりたい。」


「クラスで一番になりたい。将来の夢はお医者さん。」

ダイクンディ県ソクトク学校に通う12歳のライカ


読書や計算の勉強が好きな12歳のライカは、ソクトク学校の6年生。勉強を一生懸命頑張って、去年はクラスで6番の成績を取ることができました。「今年はもっと勉強して、クラスで一番になりたい。」とライカは言います。

新しい学校が建設されるまで、ライカや村の女の子たちの多くは学校へ行くことができませんでした。両親が壁もない屋外で勉強することを心配していたのです。ライカは家で母親の家事を手伝っていました。「今は学校で安全に勉強できるようになったから、お母さんも私が学校に行くことを応援してくれているわ。将来の夢は医者になることなの。」

「娘の教育を応援しています。彼女が読み書きを習うことに希望を感じています。」

ダイクンディ県、ライカの母親


家族の中でライカの教育を後押ししてくれているのは母親(写真右)たった一人。ライカの父親は女の子が学校に行く必要はないと考えているため、彼女はライカに教育の機会を与えるために奮闘してきました。

「十分な収入はないけれど、私が手芸品を作って売ったり鶏を育てたりして集めたお金を娘の教育費に充てています。」と母親は言います。「娘は成長して自分の夢を叶えるでしょう。きっと立派な医者になって、この苦しい状況から救い出してくれるわ。」娘の将来のため、ライカが学校に通えるように力を尽くしています。

「今は冬休みだから、学校が恋しくて仕方ないわ。」
バーミヤン県ポシュタ・ゴーゴリ女子高校に通う17歳のサフィア


17歳のサフィア(写真右から2番目)は学校に通うため、毎日2時間の道のりを歩きます。「新しい学校が建てられる前は、冬は寒さ、夏は雨や埃に悩まされていました。だからあまり学校に行っていなかったの。UNICEFが新しい学校を建ててくれて、素敵な教室や校庭ができたし、勉強するためにとてもいい環境になった。今はすべてとてもいい状態よ。」

サフィアは勉強に集中することができるようになりました。「私の夢は海外の大学で勉強してジャーナリストになること。」

冬休みが終わって学校が再開する3月には、女の子たちは夢を叶えるために再び学校に通います。アフガニスタンの子どもたちへの日本政府の継続したご支援に深く感謝いたします。

【関連ページ】

日本政府によるアフガニスタンのUNICEF支援事業

 

 

 
unite for children