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【11月19日】日本政府、パキスタンのポリオ根絶の取り組みへ、経口生ポリオワクチンの調達にUNICEFを通じて5億1,000万円の支援を決定

2018年11月19日パキスタン・イスラマバード発

日本政府は2018年/2019年のポリオウイルス感染の非流行期に行われる予防接種キャンペーンに必要不可欠なポリオワクチンの供給を支援するため、5億1,000万円の無償資金協力を実施することを発表。本日、日本政府と国際協力機構(JICA)、国連児童基金(UNICEF)の間で書簡の署名、交換が行われました。

この支援(460万米ドル相当)により、2,500万回分の経口生ポリオワクチン(OPV)を調達し、パキスタン全土の感染拡大が懸念される地域において5歳未満の子どもたちにワクチンを接種することで、迅速に免疫ギャップを埋めることが可能となります。

式典では、アーメル・マフムード・キアニ・パキスタン国家保健サービス・国家行政・調整省大臣が次のように述べました。「イムラン・カーン首相のもと、政府はポリオ根絶に確固とした決意を持って取り組んでいます。首相はポリオの根絶は政権における最優先事項であり、パキスタンをポリオフリーにするという目標を達成するためにはどのような努力も辞さないと宣言しています。首相より、ポリオ根絶のための日本政府やパートナーの継続的な支援に感謝申し上げます。」

日本政府の支援について、ババール・ビン・アッタ・ポリオ根絶担当首相補佐官は「長年にわたり、日本政府と日本国民の皆様は困難なときも我々を支えてくださいました。今日、パキスタンのプログラムは世界の公衆衛生サービスの提供においても高い評価を得ています。我々はこれまでの成果を誇りに思うと共に、ポリオ根絶に向けてこの重要な非流行期の目標を達成するために尽力します。ここに至るまで長年の間支援を続けてくださった日本政府と日本国民、パートナーの皆様に感謝いたします。」と述べました。

倉井高志駐パキスタン日本国大使は次のように述べました。「ポリオは公衆衛生における世界的な課題ですが、この深刻な疾病はワクチンで予防が可能です。日本政府はパキスタンのポリオ根絶を継続して支援します。遠くない未来にパキスタンにおいてポリオを完全に根絶するという長年の目標を達成することを期待しています。」

東城康裕JICAパキスタン事務所長は「ポリオ根絶へのパキスタンの決意は、記録的に少ない症例数に明らかに現れています。この素晴らしい活動の一助となれることを嬉しく思い、この度の経口生ポリオワクチンの追加調達支援によって、目標達成に向けた政府の取り組みがさらに加速されるよう願っています。」と語りました。

UNICEFパキスタン副代表のクリスティアン・ムンドゥアテは次のように述べました。「この新しい支援は、ポリオウイルスの感染を阻止するべく国がさらに一歩前進する時期に提供されるものです。パキスタン政府の強い意思と全てのパートナーの強力なサポートにより、近いうちにこのウイルスに打ち勝つことができると確信しています。」

この深刻な疾病によってコミュニティや子どもたちの命や生活が脅かされる危険のない、ポリオフリーを達成するため、パキスタンは目覚ましい活動を行ってきました。これまでの成果は、致命的なウイルスに感染する前にすべての子どもたちに必要不可欠なワクチンを届けるため、計画的で組織的な施策と質の高いキャンペーンにより可能になりました。

過去4年間、パキスタンはポリオとの闘いで著しい前進をとげました。2014年には306件あった症例が2015年には54件に減少し、2016年は20件、さらに2017年には8件となりました。2018年は現時点で8件のポリオの症例が報告されています。複数回の予防接種を行う目的は、野生ポリオウィルスの伝播を止めるため、高い免疫人口を築き、維持することを通して、一人ひとりの子どもを十分に守り、コミュニティーにおけるすべての子どもたちの保護に貢献することです。

「国家緊急行動計画」のもと、パキスタンでは2018年/2019年の非流行期に9つの全国的・地域的なポリオ予防接種キャンペーンを実施することが計画されています。さらに、これまでワクチンの接種が十分に行えなかった特定の地域でのワクチン接種を徹底させ、交通の要所での予防接種活動も継続します。既存の資金に加え、日本政府の支援により、この野心的なプロジェクトにおける様々な予防接種活動を実施するための経口生ポリオワクチンの需要の増加に対応することができます。

日本政府は1996年からパキスタンのポリオ根絶イニシアティブを支援してきました。日本政府による資金協力は無償と有償を含めて合計で236億1,800万円(約2億1,737万米ドル)にのぼり、これまで13億9,577万9,000回分のワクチンを調達するために使われました。

■参考情報
ポリオはウイルス性の非常に感染性の高い疾患症で、主に5歳未満の子どもに影響を与えます。ウイルスが神経系を侵すことで、麻痺や死亡の原因となります。ポリオには治療法はないため、ワクチンがこの深刻な疾病から子どもたちを守る唯一の有効な手段です。5歳未満の子どもたちはポリオワクチンを繰り返し接種することでより強固に保護されます。このような繰り返しの予防接種が、これまでに何百万人もの子どもたちをポリオから守り、世界中の多くの国でポリオを根絶させてきました。

For the press release in English, please click here.

【関連ページ】日本政府の支援によるパキスタンでのUNICEFの支援事業

 

 

 
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