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【8月30日】イエメン:紛争の影響を受けた子どもたちの笑顔を取り戻すために

2018830日イエメン・アデン発 

イエメンで紛争が勃発して3年以上が経ちました。自らが起こしたわけではない紛争により、多くの子どもたちが命を失っています。そして、国中で発生している深刻な暴力の影響を最も受けているのもまた、子どもたちです。20153月から20188月までに2,500人以上の子どもたちが殺害され、3,700人が重傷を負い、2,500人が武装集団や武装勢力に徴用されたり利用されたりしました。この8月だけでも、サアダ 県及びホデイダ 県で発生した2度の大きな衝突により60人以上の子どもたちが命を失い、50人以上が負傷しました。

暴力が加速する中、UNICEFはイエメンで最も影響を受けている子どもたちや保護者 への支援を続けています。日本政府の支援のおかげで、UNICEFは子どもたちが安全で目の行き届く環境の中遊ぶことができる「子どもにやさしい空間」の支援を続けています。UNICEFで訓練を受けたソーシャルワーカーの下で、子どもたちは心理社会的活動に参加し、自由に自分の考えを表現し、紛争の影響を乗り越えられるように支援を受けています。このフォトエッセイでは、イエメン南部のアルダリ で行われているUNICEFの取り組みで笑顔を取り戻した子どもたちの様子をご紹介します。

アルダリ 県ダビアン地区にあるUNICEFの支援する「子どもにやさしい空間」でチェスをする少年たち。

「子どもにやさしい空間」では、紛争の影響を受けた子どもたちが心理社会的活動やゲームに参加することができる安全な環境を提供しています。

 

11歳の才能あふれる少女マリアムの将来の夢は医者になること。「『子どもにやさしい空間』で友達や他のみんなに歌を歌ってあげることが大好き!ソーシャルワーカーの人たちはみんな私をサポートしてくれるし、自分の才能を披露するように勇気づけてくれます。」

8歳のバヤンは友達と綱引きをして遊んでいます。「お母さんと一緒にここに来て友達と一緒に遊ぶことができてとても嬉しいです。紛争に怯えることなく遊んだり走り回ったりできるから、ずっとここにいたいな。」

子どもたちに意識啓発をするセッションのため、ソーシャルワーカーの一人、アイーシャのもとに子どもたちが集まります。「子どもたちの行動をよく観察し、悩みを抱えていそうな子どもたちをサポートします。また、特にけがを負った子どもやトラウマに苦しむ子どもを支える方法について、親向けのセッションも開催しています。

11歳のナスールは手にけがを負っていますが、将来の夢を絵にしています。「絵を描くことが大好きで、一番の趣味です。必要な支援を提供してくれる人たちのおかげで、たとえ片手でもこれからも絵を描き続けることができます。」

日本政府はUNICEFのイエメンでの活動における重要なパートナーです。イエメンの子どもたちの最も緊急を要するニーズに対応する人道支援だけではなく、紛争の影響を受けた子どもたちへの心理社会的支援や、命を守る地雷リスク教育などの子どもの保護プログラムをはじめとした、緊急支援と開発支援のアプローチの両方を取り入れた支援を実施するにあたり、日本政府からの支援が重要な役割を果たしています。

日本政府と日本の皆さまのおかげで、20181月以降、UNICEFは紛争の影響を受ける地域で暮らしている15万人以上の子どもたちとその保護者に心理社会的支援を提供してきました。

【参考】日本政府によるイエメンに対する支援事業一覧

 

 
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